マンションの
新型コロナウイルス対応について

浅川 のぼる

 知人の住む区外のマンションでの出来事です。事前にマンションでは新型コロナウイルスに備えていろいろと情報を仕入れ、住民の有志で対策準備をしてきましたが、とうとう住人から濃厚接触者が出てしまい、保健所からの指導によりPCR検査の後、自宅待機療養になったというお話です。そのような緊急事態のとき、このマンションではどのような対処をしていったのでしょうか。

1. 新型コロナウイルスに関する情報を事前調査して対応策を検討
2. マンションの管理組合宛に予防措置に関する書面を提出、内容の検討を要望
3. 今後の対応策について住民に書面で通知、管理会社とも対応策について相談
4. 感染防止に関する必需品の購入と、共有部分の消毒作業依頼、作業人員の確保
5. 感染が疑われる人へのゴミ出しや食料調達などの対応と、それを行う有志の確保
6. 感染拡大を防ぐための対応策について、住民への協力依頼とチラシの掲示など

当初は、国や専門家、行政関係者による適切なウイルス対策が見つからず、これといったマンションの対応策についてのアドバイスもなく、混乱をきたしていました。現在マンションの住人が感じていることは、密閉された建物で高齢者や有病者も多く住んでいるなかで、クルーズ船で起きたような集団感染が起こるのではないかという恐怖が迫っているということです。また、いまだにウイルスの特徴がつかめていないので、いろいろと心配が尽きないところです。

1. いったん回復したのち再び陽性と診断された人がいる
2. 不特定多数の人がマンションを出入りしている
3. 無症状病原体保有者によるウイルスの拡散が心配
4. 自宅待機療養による家庭内での感染
5. エレベーターや手摺、ドアノブなど共用部分における感染
6. ゴミ出しや食料調達などの対応による感染など

 資料を添付いたしますので、ご参考になればと思います。






*皆様も新型コロナウイルスに感染されませんように、日々を気を付けてお過ごしください。